14歳で拒食症になってから

現在28歳.14歳で拒食症になってからの経過を書いています.拒食症で悩む方,御家族の方,友人の方などの少しでも参考になれば...と思います.

これまで(2)15,16歳 拒食症で高校生に

【2005年(15歳)春】中学卒業
高校受験を無事に終えました.
国内トップ私立校の合格を蹴って,県内トップ公立校に進学という,自分としては大大大満足の結果で,喜々として過ごしていました.
ある意味,心が満たされて,穏やかな心境だったはずです.
ストレス軽減で,多少は拒食症の症状が落ち着いたのかな…と今は推測できますが,あまり覚えていません.
むしろ高校での新しい生活に向けて,「痩せなければならない」使命感が大きくなっていたかもしれません.

この頃で覚えていることが少しあります.
塾の合格祝賀会にいって,お菓子が置いてあったけど,食べるのがとても恐ろしい.
帰りに友達とはじめて吉野家に行くことになったけど,白いご飯をお椀一杯食べるのが怖い.
友達と一杯を半分こしたけど,白いご飯にはほとんど手を付けず,肉だけを食べた気がします.
普段の食事でも,ほとんど具のない豚汁1杯が夕飯,なんてこともありました.

2004年夏に158cm,48kg程度だった体重は,44kg程度になっていたと思います.
成長期なのに,なんてことを…と今は思います.
骨スカスカなんじゃないか?w



【2005年春~2006年夏秋(15歳~16歳)】高校1,2年
この頃のこと,あまり覚えていません.
たしか,朝ご飯は食べないで(途中からお茶漬けとか軽く食べたかな?),
お昼は母の弁当(大きめ)かコンビニおにぎり2つを食べて,
夜は腹八分を守って食べていたかな.
お昼と夜は,予備校や部活のためにコンビニとかパン屋とかでカロリー気にしながら買ってたかも.
体重測定も毎日やっていたと思います.

その他の生活については…

まず,バドミントン部に入りました.
走るための足や肩に怪我をしていたこと,もう速く走れない怖さ,などがあって陸上部には入りませんでした.
中学最後でいい想い出がなかったですし.
バドミントン部の練習は非常にきつかったですが,体重が減った身体で久しぶりに運動をすると,軽くて軽くて楽しかったです.

あと,早速予備校に入って模試で東大の合格率がC判定と出たものだから,勉強にまた力を入れ始めました.
高校受験が終わって,勉強には力を抜く人が多い中,毎日計画立てて勉強していました.
高校の授業の予復習,進研ゼミ,Z会,予備校とやっていたかな.

高校受験の時のように頻繁にテストがあるわけでもなく,数値で自分を知る機会があまりありませんでした.
そんな中で手軽に確認できて,自分の努力で目標値に近づけさせることができるのが,【体重】でした.
もちろん目標値などなく,とにかく体重を下げて安心感を得ていました.

…でも,そんなに極端に体重は減らなかったと思います.
部活で筋肉つけてたし,食べないと部活で動けないし.

2006年夏秋,高校2年の時はせいぜい158cm,42kgくらいかな.たぶん.
自分ではまだ痩せられると思っていたけど,正直いって,
部活で体を動かすのがすごくすごくすごーーーく辛かったし,だんだん頭がクラクラすることが増えてきて,勉強もしづらかったと思います.