14歳で拒食症になってから

現在28歳.14歳で拒食症になってからの経過を書いています.拒食症で悩む方,御家族の方,友人の方などの少しでも参考になれば...と思います.

これまで(15)20歳 5年ぶりの生理再開

【2009年冬 20歳】5年ぶりに自然に生理がきた

いつ測ったか忘れましたが、それか測ってないのかもしれませんが、
大学1年の冬にはだいぶ体調が回復していました。
生理がきていい体重になったのです。
42kg程度が私にとって生理がくる体重でした。

忘れもしません。
2009年12月23日にいつになくお腹に鈍痛を感じ、生理がきました。
初経の時のように嬉しくて、母に知らせました。
その日はクラスメイトとクリスマス飲み会で渋谷に行きましたが、何とも言えない高揚感を感じていました。
とうとう生理がきた。
良かった。良かった………

しかしその後の生理は順調なものではありませんでした。
2ヶ月くらいあいたり、生理期間が短かったり。
それに生理中の鈍痛や、生理前の頭痛、腹痛などがあって、薬が手放せませんでした。
これが拒食症による低体重のせいなのか、数年間の無生理期間のせいなのか、もともとの性質なのかはわかりませんでした。
そもそも11歳半で初経、15歳ちょうどで生理停止、20歳半で生理再開だから私の生理のリズムなんて分かったもんじゃないのですが。
とにかく自発的に生理が来てくれたので、良かったのです。



実のところ、生理がくるということは、健康体を意味し、「痩せている」「拒食症」といつアイデンティティーがなくなると感じていました。
でも[生理がこない]=[子供が産めない]ということは、あまりに受け入れがたいことでした。

私は小さい時から早く自分の子供が欲しかったのです。
自分自身では小学生の頃から自分の子供を熱望していましたし、
母が言うには幼稚園の頃から子供がほしいと言っていたようです。
私は母性が強く、3歳下の弟の世話を甲斐甲斐しくしていました。
近所の7歳下くらいの赤ちゃんが可愛くて仕方ありませんでした。

だから自分が子供を授かれないというのは、絶対に避けたかったのです。
(幸い、生理開始から6年後、不順の生理とうまく付き合って息子を出産しました)
子供を授かるためにも、生理をまず起こせるような身体を作り、更に継続して生理が来るように努力する必要がありました。
そのためには食べたくない、という気持ちはなんとか振り払って進まなければなりませんでした。



私の拒食症が悪化して死にまで至らなかったのは、
東京大学に行くために最低限の栄養を頭に送らなければならない、とか
●子供を絶対に授かりたいから痩せすぎてはいけないんだ、とか
少しでも叶えたい夢があったからかもしれません。

今はそう思います。